4K27インチのIPS液晶モニターLG 27UN880-B
仕様だけ聞くとよくある普通の4Kモニターですが、この機種はスタンドの代わりにモニターアームが標準でついてきます。
モニターアームはしばらく人気がありますが、純正かつ最初からついてくるのはどうなのか
モニターを買い換える時期にちょうど発売されたので実際に購入してのレビューです。
LG 27UN880-Bについて
仕様は4K27インチIPS液晶とよくあるスペックです。
他の特徴として
・ハードウェアキャリブレーションに対応
・USB-C対応
・VESA DisplayHDR™400対応
・sRGB 99%
と6〜7万円前後のモニターとしてはけっこうハイスペックとなっています。
特にハードウェアキャリブレーションに対応してるので、写真や映像を扱う方にも良いですね。
筆者はこれとモニターアーム目当てで選択しました。
開封と設置
箱はでかいですね
モニターアームが重いのか結構な重量がありました。
付属品は、各種ケーブル、モニターアーム、設置説明書、取扱説明書(CD)、保証書、キャリブレーション結果です。
ケーブルは、電源の延長・USB-C・HDMIが付属していました。
USB-Cがついてくるのは良いですね(そのままMacBookなどに接続して普通に使えました)
モニターアームは超ぶっとくて重いです。
組み立てと設置
設置説明書にはモニターアームをネジで組み立てろと書いてありましたが、モニターに取り付けるだけで大丈夫な状態まで仕上がっていました。
机にアームを取り付けて、モニターを取り付け!
アームとモニターの取り付けはネジ無しワンタッチで行えます。
このモニターアームめちゃくちゃスムーズに動きます。ガススプリングでは無さそうですが、さすが純正と言ったところ。ぐらつきなどもほとんどありません。
付属のモニターアームですが、この記事終わりの方に書きますが、可動制限が意外と大きいことがわかりました。
背面
このモニターは各種端子が下を向いていないのでケーブルが後ろに突き出てしまうのが難点ですね
(代わりに抜き差しは楽ですが)
端子は、USB-C×1、HDMI×2、Display Port×1です。
VESAマウントの隣に集約されています。
使用レビュー
良いところ
パネルはとても綺麗
パネルのスペックは結構高いのでかなり綺麗で写真などを見てもとてもリアル感があります。
4Kモニターは初なので若干補正がかかっているかもしれません。
最初見たときは若干赤が強いかなと思いました。こんどキャリブレーションツール購入して調整してみたいと思います。
非光沢液晶ですが、若干光沢感があるかなといったパネルの表面です。
ハードウェアキャリブレーションに対応
この価格帯ではかなり希少なハードウェアキャリブレーションに対応です。
筆者はキャリブレーションツールを持っていませんが、近いうちに購入する予定です。
こちらは購入したら別途レビューしたいと思います。
USB-C対応
充電も映像出力も1本のケーブルで済ませられるUSB-C対応
試しにMacBookに接続してみましたが、普通に使え、スケーリングもWindowsより綺麗ですね。
M1では相性があったりするかもしれませんが、2018年モデルのMacBook Airでは特に問題はありませんでした。
薄い
ACアダプターが内蔵していないせいか、かなり本体が薄くスマートに感じます。
光るものが無い
この機種は電源ランプとかがないので、気になる光がありません。
以前使用していたBenQのSW240というモデルは、電源ランプがスリープ中点滅したりと結構気になっていました。
気になるところ
ACアダプターがでかすぎる
本体が薄い代償ですが、さすがにでかすぎます笑
机の下などどこか隠せるところを探さないとかなり邪魔ですね。さらに言うと専用品?なので汎用のケーブルが使えないのも今後故障などを考えるとデメリットとなりますね。
ジョイスティック1個での操作
モニターの設定などの操作は本体底面の中央にあるジョイスティック1つで行います。
確かにスマートではありますが、一発で明るさを変えたり、入力を変えたりができないので少々不便です。
ジョイスティックの操作自体は悪くありません。
モニターアームの仕様(次項参照)
次の項目で話しますが、モニターアームの可動域や長さが短いことがあり使い方によっては、別のモニターアームを買う羽目になるかもしれません。(筆者が該当笑)
付属モニターアームの仕様に注意
付属のモニターアームは動きも滑らかで丈夫で、ワンタッチで取り付けができてとても品質が高いものです。
とても良いのですが、「下限の高さが高すぎる」、「横方向が短い」この2つで筆者は他のモニターアームを購入することになりました。
下限の高さ
このモニターアームは、32インチと共通タイプなのかわかりませんが、下限がモニター底辺から13cmほどになります。
筆者はかなりモニターの位置を下げて使うタイプなので、高いのが気になりました。
まだ、これはどうにか許容範囲でしたが、次の横方向が短いのが決定的な問題でした。
横方向が短い
筆者はアームに対して左にモニターを置いて運用しています。さらに言うと、モニターアームの支柱に対してほぼ同じ位置にモニターが来るようにして、机のなるべく奥側に、目から離すように設置しています。
しかしこのモニターアームは、アームの手前にモニターが来ること前提で、横にモニターが来る仕様になっていません。
つまり、画面が結構前に来てしまいます。
もともと近い位置に設置するタイプの方や、机の奥行きが広い場合は良いですが、筆者の環境では運用が難しいことがわかりました。
商品ページを見ると確かにそのような仕様になっていますね・・・確認不足でした。
ほぼ同じ仕様で5000円ほど安く通常のスタンドモデルがあるので、別のモニターアームを使用する場合は、こちらを選択する方が良いと思います。
売りのモニターアームが合わなかったことを除けばかなり満足度の高いモニターでした。
6万円台でハードウェアキャリブレーションに対応していて、パネルの品質も高くコスパが高いので、アームが合う方には良い選択肢だと思います。
以上、LG 27UN880-Bのレビューでした。
↓ほぼ同スペックのスタンドタイプ
↓32インチもあります
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