2016年にⅠ型から大幅リニューアルし、コスパ最強の望遠レンズとなったEF70-300mm F4-5.6 IS Ⅱ USM
現在でもフルサイズ一眼レフ用レンズとしては最安値クラスです。
ミラーレス化が進み今さら感はありますが、購入しましたのでレビューしていきたいと思います。
※2021年8月現在ではRFマウントの安価な望遠レンズは発売されておらず、マウントアダプターを使用してこのレンズを使用する方も多いと思いますので、参考になれば幸いです。
外観
クリックor タップすると拡大します。
黒一色に統一された落ち着きのあるデザインです。これまでよく使われてきた梨地塗装では無く、最近のキヤノンレンズに多いさらさらとした外装です。
4倍ちょっとの倍率があるので300mmにすると結構伸びますが、鏡筒のガタつきは見た目ほど大きくありません。
スイッチはAF/MF切り替えと手ぶれ補正ON/OFF、液晶切り替えボタンです。そう、このレンズはなんと液晶がついているのです。
液晶がついているレンズと言えばCarlZeissとかが思いつきますがこの廉価なレンズにもついっちゃっているのです。
通常のフォーカス位置の表示だけでなく、上下左右のブレ量や焦点距離(APS-Cカメラ装着時に便利)の表示も行えます。また、白黒反転もできます。
とはいいつつ、実際の撮影時にこの液晶見ることは少ないのですが・・・こういうのがついていると所有欲も満たされますね笑
写真を撮り忘れましたが、右側にズームリングの固定スイッチもあります。
望遠レンズとしては標準的なサイズですが、けっこう軽く感じます
使ってみた感想
2ヶ月ちかく使用した感想を書いていきます。
実際に撮影した写真は記事の後方にありますので参考にしてください。
AFが爆速中の爆速
このレンズは多くのレビューがされており、とにかくAFが爆速と言われてきましたが、実際に使ってみて良くわかりました。
「爆速中の爆速」です。
日中明るい場所では人間の脳が追いつかないんでは無いかと思うくらいに早くピントが合います。
こればかりは実際に使ってみないとわからないですが、AF速度は一願レンズの中ではどのレンズよりも早いのではないかと思います。
運動会の撮影などにも最適です。
価格にしては写りは良すぎる
筆者はEF70-200mm F4L IS USMをこれまで使用していて、故障してしまったため(お財布との相談の上)このレンズに買い換えました。
さすがに白レンズよりは写りが悪くなるだろうな、買い戻してしまいそうだなと思っていましたが、実際に撮影に持って行ってその懸念は無くなりました。
さすがに白レンズのなんとも言えない味のある写りまではいきませんが、すっきりと解像感の高い写真が撮れます。
望遠端の300mmでも安定した写りをするので5万円台という価格を考えると十分ではないでしょうか。
悪いところはほぼ無い
鏡筒が伸びるや防塵防滴で無いことなどありますがそれは白レンズと比べての話。
悪い点は今のところほぼ見つかっておりません。描写で言えば高額な望遠や単焦点に比べるとボケは固めかなと思います。
あえて言うならズームで繰り出し量も多く、隙間も大きいため耐候性は低いと思います。
雨の日によく使う方は注意した方が良いでしょう。
フードは付属していませんので別途購入が必要です。純正が一番良いですが、結構なお値段ですので互換品もおすすめです。筆者は以下のフードを購入しまして、問題なく使用中です。
作例
クリックすると拡大します。リサイズしていない画像なのでデータ量にご注意下さい!
以上、EF70-300mm F4-5.6 IS Ⅱ USMのレビューでした。
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