キヤノンEOS M6 MarkⅡやEOS 90Dでは新たに3250万画素のCMOSセンサーが搭載されました。
旧世代の2400万画素から大幅な画素数アップとなりましたがそこで気になるのが高感度ノイズ
今回は2400万画素センサーのEOS M5と3250万画素センサーのEOS M6 MarkⅡでノイズのチェックをしてみたいと思います。
2400万画素センサーはまだまだ主流でEOS Kiss MやEOS X10 X9iなどに使われています。
EOS M6 MarkⅡのレビュー記事はこちら
JPEG撮って出し
まずはJEPEG撮って出しの写真です。写真中央付近をトリミングしました。
EOS M6 MarkⅡは1800×1200で切り出し、1200×800へリサイズ
EOS M5は1545×1030で切り出し、1200×800へリサイズ
微妙にトリミング位置がずれているのはご了承ください
左:EOS M6 Mark Ⅱ 右:EOS M5
ISO100
ISO400
ISO800
ISO1600
ISO3200
ISO6400
ISO12800
ISO25600
どちらもISO3200あたりからディティールが失われはじめ、常用できるのはISO6400くらいまでかなと思われます。
ISO12800までは両者の差はあまり感じれられませんが、グリップあたりの描写を見るとEOS M6 Mark Ⅱのほうがクリアな印象です。
ISO25600ではかなりのノイズ量ですがEOS M6 Mark Ⅱのほうがノイズが少ないですね。
DIGIC8の力でしょうか。ただEOS M6 Mark Ⅱの方が色が失われている気がします。
参考ISO51200
EOS M6 MarkⅡは拡張でISO51200まであげられます。参考に載せておきます
RAWデータ(ノイズリダクションなし)
センサー本来の力がわかるRAWデータでノイズリダクションを一切かけないで現像しました。
現像ソフトはCanon Digital Photo Professional4です
ISO100
ISO400
ISO800
ISO1600
ISO3200
ISO6400
ISO12800
ISO25600
ISO1600から若干カラーノイズが現れ始め、感度が上がるごとにどんどん増えていきます。
ISO6400を超えるとEOS M5のほうがノイズ量が少なく感じますね(ノイズが細かい?)
ISO12800以上だとその差がより顕著になります。
高画素化したため画像処理なしではノイズは増えていると言うことでしょうか(低感度ではEOS M6 MarkⅡのほうが明らかにクリアです)
参考ISO51200
大量にノイズが出ていますが緊急時やブログ程度なら使えなく無いかもしれません。
総評
JPEG撮って出しではDIGIC8の本領発揮と言ったところで、大幅な画素数アップにも耐えていました。
しかしセンサー本来の性能が見られるRAWデータからノイズリダクションなしでJPEGに変換すると、2400万画素のEOS M5より3250万画素のEOS M6 Mark Ⅱのほうが高感度になるほどノイズが多くなることがわかりました。
とはいえ基本的に、高感度撮影時においてノイズリダクションなしで利用することはほとんど無いので、高感度性能が悪化したとは簡単には言えないと思います。
3250万画素はフルサイズに換算すると約8320万画素相当です。
この超高画素センサーになっても2400万画素センサーと良い勝負をする高感度性能は驚きでした。
3250万画素新CMOSセンサーかなり良いかもしれない!?
精密なテストではありませんでしたが、以上、EOS M6 MarkⅡの高感度ノイズテストでした。
次回は5D4(3000万画素)との解像度勝負や様々なEF-Mレンズでの描写をチェックしたいと思います。
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