先日発表され旧モデルから大きく進化を遂げた
PowerShot G7X MarkⅢ(以下G7XⅢ)、G5X MarkⅡ(以下G5XⅡ)
を早速ショールームにて見に行ってきました。
発売前ですので撮影データは持ち帰りできませんでしたが、じっくり触ることができたので使用感などの感想を述べていきたいと思います。
旧モデルからの進化
まずは旧モデル(G7X MarkⅡ、G5X)から主にどのようなところが進化したのかまとめてみました。
進化した点
- 4K30pに対応
- DIGIC8×新型センサーによる高画質化や処理性能向上
- RAWバーストモード(30コマ/秒)
- Bluetooth搭載
- マイク端子
- 望遠側の焦点距離の拡張(24-100mm→24-120mm G5XⅡのみ)
- Yutubeへのライブ配信機能(G7XⅢのみ)
- 接続端子にUSB Type-Cを採用
細かいところをみると他にもたくさんありますが、特に以上が大きな進化と言えると思います。
基本的なスペックは同じで、G5XⅢはより本格的なスチル撮影に、G7XⅡは動画撮影により特化した印象で、兄弟って感じになりましたね。
初代G5Xの一眼レフ型のファインダーはG1XⅢに引き継いだって事でしょうか。
感想
撮影データの持ち帰りは発売前でできなかったので使用感などの感想になります。
撮影レスポンス向上
DIGIC8による処理能力向上もあってか、サクサクと撮影できました。
もともとEOS MよりGシリーズの方がレスポンスは良い印象がありましたが、より次の撮影がしやすいと感じました。
G7XⅢのシルバーモデルが良い
G7XⅢは新たにシルバーモデルが追加されました。
私はG9XⅡのシルバーモデルを持っていてその質感や見た目に非常に満足していますが、G9XⅡ以上の質感でした。
おそらくシルバーの部分は全て金属製かと思われます。
G5XⅡのファインダーは・・・
ショールームで触っていたらEVFが映らなくなる事件が発生
アイセンサーは反応していたのでソフトの問題かなと思います。
まだ試作品の段階なのでこれからブラッシュアップはしていくと思いますが、ポップアップの機構も複雑であるので耐久性は高くしてほしいと思いました。
また、ファインダーはレバーでポップアップしたあと手で手前に引き出して使用可能になる2段階方式です。急いで撮るときはちょっと手間取りそうですね。
色々言いましたが、ファインダーはあったほうが撮影の幅が広がるので良いポイントです。
G5XⅡ+20mmが良い
G5XⅡのレンズは換算24-120mmとG7Xより望遠側の焦点距離が20mm長いです。この20mmが小さそうに見えて大きいです。
G7XとG5Xを交互に使うともう一歩寄れる感覚が素晴らしいものでした。
動画
G7XⅡのライブ配信機能などは発売してからレビューされると思いますが4K動画は普通に撮れる感じでした。
1分ほどしか撮影できませんでしたが、その時点ではほとんど発熱は感じませんでした。ただバッテリーが小さいので長時間の撮影はきつそうですね。
旧モデルにもついていたらすいませんが、動画撮影時にAFがゆっくりと滑らかになる機能が付いていて、動画撮影にかなり力が入っている印象でした。
スペック比較表
仕様/名称 | G5X MarkⅡ | G7X MarkⅢ | G5X | G7X MarkⅡ |
センサー | 積層型CMOS | 積層型CMOS | 裏面照射型CMOS | 裏面照射型CMOS |
画素数 | 約2010万画素 | 約2010万画素 | 約2010万画素 | 約2020万画素 |
映像エンジン | DIGIC8 | DIGIC8 | DIGIC7 | DIGIC6 |
最高ISO感度 | 12800(拡張25600) | 12800(拡張25600) | 12800 | 12800 |
開放F値 | 1.8(W)-2.8(T) | 1.8-2.8 | 1.8-2.8 | 1.8-2.8 |
焦点距離 (フルサイズ換算) | 24-120mm | 24-100mm | 24-100mm | 24-100mm |
ズーム倍率 | 5倍 | 4.2倍 | 4.2倍 | 4.2倍 |
連写枚数 | RAWバースト30コマ/秒 ドライブモード20コマ/秒 サーボAF時8.0コマ/秒 | RAWバースト30コマ/秒 ドライブモード20コマ/秒 サーボAF時8.0コマ/秒 | 8.0コマ/秒 | 5.9コマ/秒 |
動画 | 4K-UHD | 4K-UHD | フルHD | フルHD |
Wi-Fi | ○ | ○ | ○ | ○ |
Bluetooth | ○ | ○ | × | × |
撮影可能枚数 | 約230枚 ファインダー撮影時約180枚 | 約235枚 | 約210枚 ファインダー撮影時約215枚 | 約265枚 |
サイズmm (幅*高さ*奥行き) | 約110.9*60.9*46 | 約105*60.9*41.4 | 約112.4*76.4*44.2 | 約105.5*60.9*42.2 |
質量 | 約340g | 約304g | 約377g | 約319g |
おまけ RF24-240mm F4-6.3 IS USM
コンデジ2機種と同時に新たなRFレンズも発表されました。こちらのレンズは開発発表はされていてついに発売日や詳細なスペックが公開されました。
少しだけ見てきましたが、サイズはちょっと大きいもののカメラのモニターで見た限りでは開放からかなり良い描写をしているといった印象。
拡大してみましたが解像度も高そうです。
また、このレンズにはフォーカスリングをRFレンズおなじみのコントロールリングに切り変えるスイッチが付いておりこれは便利な機能だと思いました。
クリック感はないものの、露出補正や絞りなどのパラメータをレンズのリングで変えることができます。
サイズが大きめでしたので今後コンパクトな小倍率ズームレンズが出たら完璧ですね
新しく発表された高級コンデジは旧モデルも非常に人気であったので、価格は高いもののこちらもかなり売れそうな予感がします。
特にG5XⅡは一台あれば何でも撮れてしまいそうなカメラです。
ちなみに私はG9XⅡを持っており、やはりコンデジはこのサイズ感が欲しいので、後継機種待ちです。
以上ショールームにて7月9日に発表されたコンデジ2機種とRFレンズを触ってきた感想でした。
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