超コンパクトCanon PowerShot G9X Mark Ⅱを今さらレビュー

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缶コーヒーよりも軽い、ポケットサイズの高級コンパクトデジカメCanon PowerShot G9X Mark Ⅱ

最近はスマホでも綺麗な写真は撮れますが、ズームをしたりさらに綺麗に撮りたいけど重たいカメラはNGという方におすすめなカメラです。

購入してから2年ほど経ちましたが今更ながらレビューをしたいと思います。

仕様と外観

主な仕様

画素数約2010万画素
センサーサイズ 1.0型高感度CMOS(裏面照射型)
レンズ(35mm換算)28-84mm
開放F値F2.0-4.9
最短撮影距離5cm(W)-35cm(T)
ISO感度125-12800
シャッタースピードBULB~1/2000秒
連続撮影速度8.1コマ/秒
動画フルHD60pまで
USB充電対応
質量(CIPA準拠/本体のみ)206g/182g

動画が4K非対応以外は現在でも通用するスペックを持っています。

やはりこのカメラの特徴は「軽さ」本体のみで200gを切りおそらく1型センサー搭載のカメラでは最軽量級だと思います。

コンデジで最も人気のあるであろうSONYのRX100シリーズでも200g以上あります。iPhone 11 Proも188gですのでいかに軽いかがわかりますね。

外観

外観を一気に紹介します

クリック or タップすると拡大します

カメラの上面や背面はアルミ製で高級感があります。プラスチックの利用が多いキヤノンのカメラの中ではけっこう異色な存在です。

200gを切る軽さを実現するためかボタン類は限界まで削減されています。基本的にはタッチパネル中心で操作してねといった感じ

このサイズですが、フラッシュやレンズ周辺のコントロールリングはしっかりとついているあたりさすが高級コンデジですね。

高感度テスト

簡単に高感度ノイズテストを行いました。

撮影した写真を1200×800へトリミング

JPEG撮って出し

ISO800から若干ノイズがのってきていますがまだまだ許容範囲

ISO3200を越えると急激にノイズが増えてきますが、ISO6400まではブログ程度の解像度なら使えそうですね。

1インチセンサーなのにかなり頑張っていると思いました。

ノイズリダクション無し

ISO800からノイズが目立ちはじめISO1600以降はかなりのノイズ量です

1インチセンサーですので高感度域はノイズリダクション前提といったかんじですが、ISO125ではかなりクリアですね

高感度耐性はAPS-Cセンサーには敵わないが1インチセンサーとしてはかなり良いレベルにあるのではないでしょうか

広角側ではレンズの明るさも相まって夜やくらい場所でも使えそうですね

使用感

良いところ

ポケットサイズ

どこにでも持って行けます。iPhoneとほぼ同等の重さでスーツの胸ポケットや鞄の隅に入れてスマホのカメラより綺麗な写真を撮ることができます。

84mmまでズームができますのでボケを演出することも可能です

十分な写り

1型センサー侮るべからず

プリントもA4程度であれば余裕で耐えそうです

実はこのブログでレビューするときの写真の大半はこのカメラで撮影しています。1型センサーで比較的被写界深度が深くかつ解像感も良いのでとても使いやすいです。

タッチパネルに慣れているなら使いやすい操作性

メニュー画面はEOS系とほぼ同じ

このカメラは基本的にタッチ操作が前提となっています。

タッチ操作+レンズ側にあるコントロールリングを駆使してマニュアル撮影も可能です

スマホのカメラになれている方なら使いやすいカメラだと思います。

気になるところ

AFが遅い&迷いやすい

AFは比較的ゆっくりで、被写界深度がやや浅いこともあって時々ピントを外します。

デュアルピクセルCMOSセンサー搭載のカメラに比べたらAFの遅さは感じますね

風景撮影ではほとんど問題ありませんが、動体撮影には慣れが必要そうです。

接写に弱い

最短撮影距離は5cmですがあくまで広角端ですのでそこまで接写に強いわけではありません。

最短撮影距離では影が出やすいので焦点距離を伸ばすと今度はよれなくなるといった具合です。

後継機が出るならば望遠側での接写性能が向上すると良いですね

高度な操作性は△

コンパクトを売りにしているので素早い設定の変更は苦手なカメラです。

ダイヤルの操作中心が良い場合はG5X Mark ⅡやG7X Mark Ⅲの方が満足いくと思います。

おすすめする人と価格

G9X Mark Ⅱをおすすめする人はできる限りカメラを小さくおさめたいがスマホでは物足りない人

毎日持ち歩くのにもおすすめですね。スマホでは望遠が足りないって時にも役立ちます。

より高度な撮影を求める場合はG5XまたはG7Xを選ぶと良いと思います。

価格は5万円を下回っています。

キヤノン製品をお持ちであれば、キヤノンオンラインショップで時々整備済みのアウトレットセールが行われ3万円前半で購入できます。(筆者もこれで購入しました)

1.0型センサー搭載のカメラでは安価な部類に入ると思いますが、単焦点で良ければ、同価格帯の富士フイルムのXF10もライバルになりそうですね

高級コンデジで本体質量が200gを切るカメラはG9X Mark Ⅱが唯一です。

作例

リサイズ無しの作例を掲載します。クリックすると拡大しますが、データ容量にご注意下さい

以上、PowerShot G9X Mark Ⅱのレビューでした!

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