使いやすいコンパクトズームレンズEF-M15-45mm IS STMのレビュー・作例

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EOS Kiss Mなどのキットレンズに付属するEOS M用標準ズームレンズEF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM

沈胴式を採用し非常に小さく軽いレンズですが、その写りはどうなのか?

リサイズなしの作例ととともにじっくりとレビューしたいと思います。

スペック

画角(水平・垂直・対角線)
74°10‘~28°20’・ 53°30‘~19°05’・ 84°30'~33°40'
レンズ構成9群 10枚
絞り羽根枚数7枚
最小絞り1:40
最短撮影距離0.25m
最大撮影倍率0.25倍
フィルター径49mm
最大径×長さφ60.9×44.5mm(沈胴時)
質量約130g
手ぶれ補正約3.5段

フルサイズ換算24mm~72mmというよく使う焦点距離で質量は130gと超軽量のレンズです。

望遠端はF6.3まで暗くなってしまいますが、最大撮影倍率も高く上手く仕上がっているなという印象です。

外観

外観は正直に言うと安っぽいです笑

他にもオールプラスチックのEF-Mレンズはありますがその中でも特に安っぽいです

とはいうものの、フォーカスリングは非常に滑らかで剛性も質感の割にはあるように感じます。

質感と重さはトレードオフといったところです。

実際に撮影してみた

使いやすいズームレンジ

キヤノンのAPS-C用標準レンズは18mmからはじまるものが多くフルサイズ換算29mmと広角が弱いものが多いですが、このレンズは15mmからはじまっています。

つまりフルサイズ換算24mmとフルサイズで一般的なズームレンズの広角側と同じになります。

このズームレンジは本当に使いやすく、コンパクトさも相まって持ち出す機会が増えますね

望遠端開放がぼやける

作例がなくて申し訳ないですが、望遠端45mmの開放F6.3で撮影するとかなりぼやっとした写真になります。

なので私は望遠端で撮影するときは必ずF8まで絞って使用しています。

もしかしたら個体差かもしれませんので45mmの開放でもしっかり解像するよといった方がいましたらコメントまでお願いします。

広角側はGOOD

望遠側は描写が弱いですが、広角側はくっきりと解像した写真が撮れます。
(さすがにEF-M11-22mmには負けます)

この小さなレンズでこれだけの写りが出せることに驚きました。

構図にとってはフレアやゴーストが発生しますが、逆光にも十分強いです。

沈胴式はやや使いづらい

このレンズは沈胴式となっていて撮影時にはレバーを引きながらズームリングをまわす必要があります。

今は慣れてそこまで気になりませんが、とっさに撮りたいときにひと手間かかります。

(バックからカメラを出している間は沈胴させないで15mmの繰り出した状態にしておくと便利です)

パナのレンズのようにまわすだけでロックが解除できる仕組みになると良いですね

作例

※クリックすると拡大します。リサイズしていない写真です。容量にご注意ください

21mm
F8 1/100秒 ISO-100

18mm
F8.0 1/125秒 ISO-100

39mm
F5.6 1/100秒 ISO-100

32mm
F8.0 1/60秒 ISO-125

どのキットレンズにする??

ほとんどの方がカメラのボディと一緒に手に入れると思いますが、EOS Kiss MやEOS M6などは18-150mmの高倍率レンズのキットもしくは今回紹介のレンズがキットになったもの(orWズーム)があります。

広角側をよく使う方は15-45mm

幅広い焦点距離を使う方や望遠まで1本で済ませたい場合は18-150mmのキットにすると良いと思います。

ちなみに私は18-150mmも所持していますが、両方良い感じに使い分けています。

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価格

希望小売価格:38500円(税込)

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以上、コンパクトで使いやすいズームレンジのEF-M15-45mmの紹介でした。

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