意外と写るFD135mm F3.5 旧(銀枠)をレビュー

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久しぶりにオールドレンズ!

オールドレンズのFD135mm F3.5を手に入れたので実際に撮影した写真とともにレビューをしていきます。

キヤノン135mmの歴史は深い

キヤノンの135mmレンズの歴史はとても長いです。

かなり古くまで遡ると、ライカL39マウントの135mmレンズ、続いてFLマウントのFL135mm F3.5

そして今回紹介のFD135mm F3.5となります。

そしてFDマウント時代の135mmが最も長く種類も多いです。

古い順から
・FD135mm F3.5
・FD135mm F3.5 Ⅰ
・FD135mm F3.5 Ⅱ
・NewFD135mm F3.5
さらにF2.8やF2.5のレンズまで存在します。

そしてEFマウントに突入し、EF135mm F2.8 ソフトフォーカス、そしてポートレートレンズとして定番のEF135mm F2Lが現行で販売されています。

FDマウント時代はかなりの数と種類であったため現在も中古でかなり安く手に入れらると思います。

そして、今回レビューするのはFDマウント最初期のレンズ。旧レンズとか銀枠とか呼ばれているとおり、レンズのフィルター枠が銀色になっています。

外観

最初期のレンズだけ合ってほぼ金属の部品が使われています。プラスチックが多いFDレンズですが、このレンズは鏡筒も金属製でずっしりとした重みがあります。

ピントリングはかなり重めで手のひらでしっかりと保持してまわした方が楽ですね

次の仕様に詳しく記載しますが、FDマウントの135mm F3.5のレンズとしては最重量級です。

そしてやはりこの銀枠!

某ドイツメーカーのレンズと同じです!!

仕様

発売年月1970年(昭和45年)7月
発売時価格19,900円
レンズ構成(群)3
レンズ構成(枚)4
絞り羽根枚数8
最小絞り22
最短撮影距離(m)1.5
最大撮影倍率(倍)0.098
フィルター径(mm)55
最大径x長さ(mm)x(mm)66 x 83
質 量(g)480

https://global.canon/ja/c-museum/product/fd169.htmlより

500mlペットボトルに近い重量となっています。135mm F3.5クラスは300g台が多いのでやや重めですね。

サイズはそこまで大きくないので、ミラーレス一眼でもそこまでバランスは悪くないです。

作例

EOS M6 Mark Ⅱにて撮影した作例を紹介します。

撮影日は6月ということで紫陽花や花菖蒲中心です。

背景ボケはやや煩く感じますが、写りは特に問題なし

これが数千円で買える50年前のレンズですと言われるとビックリします。

ギリギリまで寄ってみました。結構解像しています。そして最短撮影距離付近ではボケも結構なめらかですね

最短撮影距離は1.5mとあまり寄れるレンズではありませんが、135mm(換算200mm)ですのでギリギリまで近づけば大きなボケを作り出すことができます。

キヤノンのオールドレンズをキヤノンのカメラに付ける。ミラーレス時代だからこそ可能ですが、やはり写りも安定していて、お互いにマッチングしている感じがします。

背景との距離があるレベルになると二銭ボケが大きくなる特徴を持っていると感じました。

この写真も開放ですが、本当に開放からよく写ります。

余談ですが、このレンズ家の中や庭で使うのは難しいです笑。とにかくピントを合わせるのが大変でした。

手ぶれ補正無しのカメラでは手持ち撮影は少々大変ですが、しっかりと構えてじっくりと撮影すれば良い写真が撮れそうな予感のするレンズです。

望遠のFDレンズは初めて使いましたが、現代のカメラでも通用するレベルで驚かされました。

APS-C用の望遠ズームレンズは1万円以下で買えてしまいますが、単焦点レンズも良いですね

中古カメラ屋さんなどで135mmレンズが安く売っていたら買っておいても損はなさそう笑

(他のマウントのレンズも気になるのがオールドレンズの悪いところ)

以上、FD135mm F3.5のレビューでした!

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