中国からやってきた大口径MFレンズKAMLAN(カムラン) FS 28mm F1.4
中国のMachang Optical Co., Ltd.(瑪暢光電有限公司)のKAMLANブランドレンズで2019年1月25日に日本で発売されました。
28mm F1.4というスペックなのに2万円ほどで手に入る高コスパレンズです。
今回はサイトロンジャパン社で行っているKAMLANレンズのレンタルにてこのレンズをお借りし1日使った感想を記事にしたいと思います。
使用カメラ:EOS M5
スペック
- 焦点距離:28mm
- 最大口径:F1.4
- 最小絞り:F16
- 画角:56 度
- フォーマットの互換性:APS-C
- レンズ構成:7 群8 枚
- 最短合焦距離:25cm
- フォーカス:マニュアルフォーカス(MF)
- フィルターサイズ:52mm
- マウント:Canon EF-M / Sony E / Fuji X / MFT
- 寸法:66×58mm
- 重量:約348g
このレンズはAPS-Cミラーレス一眼用に作られたレンズです。フルサイズ対応とは書かれていませんが、イメージサークルはどの程度なのでしょうか?ソニーのミラーレスならその答えがわかりますが、今回はEOS M5にて使用しました。
金属製で作りは非常に良くピントリングも滑らかにしっとりと回ります。大口径レンズにしてはかなりコンパクトですが意外と重さが感じられますね。
50mmの方でも言っていると思いますが、28mmのほうがフードが深いのが本当に不思議です笑
絞りは無段階でかなり重めです。けっこう指が疲れました。
右側が今回紹介のレンズです。
左側は次回レビュー予定50mm f1.1です
実写テスト
安いレンズとなると気になるのがその写り
正直そこまで期待はしていませんでしたが、撮影してみて驚かされました。
実写テストでは周辺減光とボケが絞りに応じてどのように変化するのか調べてみました。
周辺減光
F1.4からF16まで1段づつ撮影しました。手持ちで撮影したので写っている範囲がずれていますがご了承ください。
※明るいレンズのため途中までシャッタースピードの限界を超えてしまい露出が一定ではなかったので現像時に明るさを合わせました。
開放ではさすがに周辺減光が見られますが、以外とその程度は小さいです。F4まで絞れば周辺減光は低減しF8ではほぼ均一化と思われます。
この写真の解像度ではわかりませんが、開放ではパープルフリンジが見られるものの、1段絞るとかなり低減されます。
周辺の流れはF4で解消されました。
意外とイメージサークルに余裕があるかもしれませんね
ボケ
さすがは大口径レンズ。28mmということであまり期待はしていませんでしたが開放ではかなりボケますね
実際に使ってみて
ボケが最高!
開放では周辺の玉ボケはレモン型になりますが2段ほど絞れば綺麗な円形に
玉ボケ含めて滑らかな良いボケ味と感じました。
RAWでなにもいじらない状態だとコントラストが低めなので現像時にいじれば2万円のレンズとは思えない描写になります。
MFのためピント合わせが難しいですが、ピントをしっかり合わせ絞ったときの遠景描写も細部まで解像していました。
EOS Mシリーズだとフルサイズ換算約45mm相当のレンズとなりますのでほぼ標準レンズとして利用できます。レンズのコンパクトさも相まってスナップにぴったりのレンズですね。
開放F値がF1.4と、ここまで明るいと本当に様々な表現の仕方ができ、1本のレンズでもこんなに楽しめるのかと思いました。
サイトロンジャパン社のレンズレンタルサービス
今回レビューしたレンズはサイトロンジャパン社のレンタルサービスを利用しました。
当日返却なら無料という素晴らしいサービスです。
詳しくはサイトロンジャパンオンラインショップのページへ
お貸し頂きありがとうございました。
購入場所や価格は?
サイトロンジャパンが正規輸入店となっていますが、Amazon等でも販売しております。
価格は予想市場価格25000円(税別)ですが、2万円台前半で販売されているようです。
純正AFレンズでこのスペックだと何倍も値段が上がってしまいます。できる限り低コストでフルサイズ換算の標準レンズが欲しい方には良い選択肢だと思います。
以上KAMLAN FS 28mm F1.4のレビューでした。
同時発売のKAMLAN FS 28mm F1.4のレビューはこちら
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