※この記事は旧ブログから転載し再レビューしたものです。
約2年前、2017年の4月にSIGMAから発売された通称「ライト・バズーカ」
現在ではタムロンからも同じ焦点距離のレンズが出ていますが、そのコスパはトップレベルです。
このライト・バズーカ100-400mmを再レビューですが紹介したいと思います。
スペック
レンズ構成枚数 | 15群21枚 |
---|---|
画角(35mm判) | 24.4° - 6.2° |
絞り羽根枚数 | 9枚 (円形絞り) |
最小絞り(W端) | F22 |
最短撮影距離 | 160cm |
最大撮影倍率 | 1:3.8 |
フィルターサイズ | φ67㎜ |
最大径 × 長さ | φ86.4㎜ × 182.3㎜ |
質量 | 1,160g |
超望遠レンズになりますが、重さは約1.2kgと400mmまであるレンズとしてはかなりの軽量です。
価格帯が違いますがキヤノンの100-400mmは約1.6kgあります。
超望遠レンズにもかかわらず、フィルター径が67mmなどまさにライトバズーカですね笑
じっくりと外観
付属品は必要最低限です。
ポーチ等はついていませんが、低価格に反映されてれば良いですね。
上質なプラスチックでできた鏡筒
シグマのレンズのデザインは最高ですね
スイッチは4つ
スイッチだけ見ればかなり本格的な望遠レンズになります。
上からAFMFモード選択、フォーカスリミッター、手ぶれ補正選択、カスタムモード選択のスイッチです。
カスタムモードの設定はUSB DOCKからフォーカスリミッターや手ぶれ補正の設定、ピントのずれ補正など色々できます。
Contemporaryの「C」が光り輝きます。
400mmではかなり伸びます。このレンズはフードのくぼみを持つことで直進ズーム的な使い方もできます。焦点距離を素早く変える用途が多い望遠レンズには良い機能です。
リングの感触、スイッチや外観などは文句なしの品質です。
実際に使ってみた感想
手ぶれ補正
手ぶれ補正は約4段分
手ぶれ補正は非常に強力で、USB DOCKにて手ぶれ補正のモードを「ダイナミック」にすると望遠端でもピタリとファインダーが止まりとても撮りやすくなります。
※2019年4月のファームウェアアップデートでさらに手ぶれ補正が強力になったと言われています。
花など
望遠レンズで撮る花は迫力があります。ボケも綺麗です(400mmじゃそんな違いは現れないだろうが・・・)
最大撮影倍率が大きいので、超望遠レンズとはいえ花の撮影にも使いやすいです。
2枚目の写真、メジロの羽までしっかり描写しています。
強力な手ぶれ補正も相まって静物はかなり撮りやすいです。
動体撮影-飛行機
このレンズには流し撮りモードがついており上下方向のみ手ぶれ補正を効かすことができます。
そのため手持ちでも流し撮りが比較的しやすいです。
もともと流し撮りはあまり得意でない筆者ですが、400mmでも1/50秒で被写体がブレずに撮れることもあります。
AFはそこまで激しく動くものを撮ってはいませんが、大きく迷うことはない印象でした。EOS 5D4のAI サーボで飛行機程度は確実に追従してくれます。
望遠端では解放は少し甘い描写ですがF8.0まで絞ればキリッとした描写になります。
価格は?
2019年5月の時点で7万円ほどです。中古と1万円ほどしか変わらないので新品がおすすめです。
タムロンの100-400mmとほぼ同価格帯で悩むことも多いですが、私はシグマを選択しました。
ズームの回転方向が、タムロンはニコンと同じ、シグマはキヤノンと同じなので回転方向で選んでも良いくらいに同等性能だと思っています。
純正レンズには及ばない点があると思いますが、キットレンズや70-300mmレンズより少し良いレンズ、また超望遠レンズを試してみたいという方にはおすすめです。
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