UDレンズ、ハイブリットIS、防塵・防滴などハイスペックなLマクロレンズ
発売から10年以上経ちますが、まだまだ現役のレンズです。
さらにLレンズの中ではかなり値段が安いのも魅力な「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」のレビューをしたいと思います。
※この記事は旧ブログから引用・訂正したものです
外観
2009年に発売ということもあり、AFやISの音はやや気になりますが、非常にスムーズです
手ぶれ補正はマクロ域でも有効で、シフトブレと角度ブレの2つの手ぶれに対応するハイブリットIS搭載です
Lレンズですのでもちろん防塵防滴でマウント部にはシーリングが施されています
感想
極めて高画質
画質の良し悪しは人それぞれですが、私はマクロレンズの描写はボケを一番に見ています。(次にピント面の解像感かな)
このレンズは撮影距離によっては若干固めのボケになりますが、所有しているタムロンの90mmマクロより滑らかで玉ボケも綺麗に感じました。
開放では周辺で若干口径食が見られますが、大口径レンズとしては小さい方ではないでしょうか
また、ピントが合っている部分はマクロレンズらしく目の前に被写体があるような解像感です。
手ぶれ補正
手ぶれ補正は純正だけあってかなり効きます
手ぶれ補正マクロレンズと行ってもほとんどのレンズは等倍付近ではほぼ手ぶれ補正が効きませんが、このレンズは等倍時でも約2段の手ぶれ補正をしてくれます。
至近距離での撮影も手持ちでかなりしやすかったです。
※デメリットとしてやや古いレンズのため手ぶれ補正音がかなり大きいです。同じハイブリットISを搭載しているEF24-70mm F4Lの方がはるかに静かです。
AFはマクロとしては早い
手持ちで撮影がしやすいレンズとなればAFスピードも気になってきますね
感想としては「マクロレンズとしては早い」
もともとマクロレンズはレンズの移動距離が非常に大きいのでAFは全レンズの中でも遅くなりがちですが、このレンズはまあまあな早さですね
少なくともギア式STM(EF50mm F1.8 STMなど)のレンズよりは早いです。
さすがにUSMを搭載した最新のレンズには敵いませんが・・・
※AF音はかなり大きくピントが前後するときにかなりカチャカチャと音がします。逃げやすい虫などを撮るときはMFの方が良いかもしれません。(一発でピントが合えば静かです)
価格は?
希望小売価格:120,000円(税別)
実売9万円前後とLレンズの中ではなんと最安クラスとなります(金銭感覚に気をつけましょう)
キャノンのカメラでマクロレンズに迷ったらこれにすればまず後悔はないと思います。
作例
今回紹介のレンズの作例です。クリックすると拡大しますがリサイズしていない画像ですのでデータ量にご注意ください!(1枚10MB以上あります)
コメント