【2020年度】気象予報士とは?試験の概要についても解説

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気象予報士を目指す動機は様々だと思いますが、これから気象予報士試験にチャレンジするにあたってまずは、試験について知ることが必要です。

合格率5%の難関と言われる気象予報士試験についてまとめていきます。

なお、この記事に書かれている情報の元は気象業務支援センターのHPに書かれているものです。

一般財団法人 気象業務支援センター

こちらのHPもしっかりと目を通すようにお願いします。

気象予報士試験の概要

試験の目的

気象予報士試験の目的は気象業務支援センターのページに以下のように書かれています。

平成5年5月に改正された気象業務法(第19条の3)の規定により、気象庁長官の許可を受けて予報業務を行おうとする者(民間の気象会社など業務として天気の予測を行う事業者、正確には予報業務許可事業者といいます)は、現象の予想を気象予報士に行なわせなければならないとされています。本試験は、その合格者が現象の予想を適確に行うに足る能力を持ち、気象予報士の資格を有することを認定するために行うものです。


具体的には,気象予報士として,以下を認定することを目的とします。

1.今後の技術革新に対処しうるように必要な気象学の基礎的知識
2.各種データを適切に処理し,科学的な予測を行う知識および能力
3.予測情報を提供するに不可欠な防災上の配慮を適確に行うための知識および能力

http://www.jmbsc.or.jp/jp/examination/examination-2.html

勝手に天気予報を出されては社会が混乱してしまうので、試験によって知識と能力が認められた人しか予報ができないよと言うことです。

※公に天気予報を発表する場合は予報業務許可が必要です。

受験資格や受験料金

受験資格は特にありません。(気象業務法による処分を受けた者を除く)

受験料金は

  • 学科免除なしの方:11,400円
  • 学科一科目が免除の方:10,400円
  • 学科二科目が免除の方:9,400円

はじめて受ける場合は11,400円かかります。

試験時間

学科試験(予報業務に関する一般知識)  60分

学科試験(予報業務に関する専門知識)  60分

実技試験1(上記実技試験の科目1~3) 75分

実技試験2(上記実技試験の科目1~3) 75分

学科試験と実技試験全て受ける場合は1日かかります。

合格基準

学科試験(予報業務に関する一般知識):15問中正解が11以上

学科試験(予報業務に関する専門知識):15問中正解が11以上

実技試験:総得点が満点の70%以上

※ ただし,難易度により調整する場合があります

米印に書かれているように調整が結構入ります。(私が受けたときも学科試験のどちらかが10以上正解で合格でした)

試験地

北海道、宮城県、東京都、大阪府、福岡県、沖縄県

大学や研修センター等で行われます。

試験地は申し込んでから確定します。

試験の科目

学科試験

学科試験は多岐選択式(マークシート)となります

1 予報業務に関する一般知識

   ・大気の構造
   ・大気の熱力学
   ・降水過程
   ・大気における放射
   ・大気の力学
   ・気象現象
   ・気候の変動
   ・気象業務法その他の気象業務に関する法規

2 予報業務に関する専門知識

  ・観測の成果の利用
   ・数値予報
   ・短期予報・中期予報
   ・長期予報
   ・局地予報
   ・短時間予報
   ・気象災害
   ・予想の精度の評価
   ・気象の予想の応用

ずらーっと書きましたが、高卒~大学程度の物理、化学、数学のレベルとなります。

(小学生でも合格しているようにこのレベルの理系の知識がなくても暗記で覚えることは不可能ではありません。でも、できる限り原理から覚えた方が楽しいし楽です)

また、一般知識では法律問題も出題されます。

実技試験

1 気象概況及びその変動の把握

2 局地的な気象の予報

3 台風等緊急時における対応

実技と書かれていますが試験官の前で天気予報をするとかではありません。笑

天気図や衛星画像などを見て記述式で答えるペーパーテストです。

科目免除

学科の一部または全てに合格された場合、申請により、その合格発表日から1年間、合格した科目が免除されます。

つまり試験2回分免除されます。

例)第47回気象予報士試験で学科試験一般知識と専門知識:合格、実技試験:不合格

→第48回、49回気象予報士試験では実技試験のみ受ければ良い

また、気象業務に関する業務経歴または資格を有する方については、申請により、学科試験の全部または一部が免除となります(詳細は試験案内を参照)。

2020年度の気象予報士試験

2020年度(令和元年度)第1回(通算第54回)試験

試験案内は気象業務支援センターHPから入手してください

気象業務支援センターHP

郵送や直接受け取ることも可能です

気象業務支援センター 受験資料の入手

受験資料配布開始

2020年 5月17日(金)

受験申請期間

2020年6月22日(月) ~ 7月 10日(金) ※消印有効

試験日

2020年 8月23日(日)

合格発表日

2020年10月 2日(金)

2020年度第2回(通算第55回)試験

受験資料配布開始

2020年10月16日(金)

受験申請期間

2020年11月16日(月) ~ 12月4日(金) 

試験日

2021年 1月31日(日)

合格発表日

2021年 3月 12日(金)

こちらのブログでも気象予報士試験の勉強のコツなど書いていきますので良かったらご覧ください。

気象予報士目指す方々に少しでも役に立てたら良いなと思います。

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