2019年に発売されたEOS Mシリーズ用EF-MマウントのSIGMA 30mm F1.4 DC DN
単焦点レンズの少ないEOS Mシリーズユーザーにとっては待望のレンズでした。
私もどうにか使ってみたく、あまり使用していないレンズを売却して購入したのでレビューしていきたいと思います。
外観と仕様
外観
フォーカスリングの一部は金属が使われており、Contemporaryシリーズとはいえ高級感があります。
フードもしっかりとはまり、ガタつきは全くありません。また、ラバーが施されており、滑り止めにもなっています。
純正EF-Mレンズも質感は良いですが、それ以上のレベルです。(さすがシグマっ)
コンパクトなレンズが多いEF-Mマウントの中ではサイズは大きい方です。
パンケーキレンズのEF-M22mm F2 STMと比べると大きな差がありますね。とはいえ50mm F1.4相当のレンズと考えればコンパクトです。
EOS M6 Mark Ⅱなど本体の重量がある程度あるカメラならバランスは良いです。
使用感
使用カメラ:EOS M6 MarkⅡ
動作は?
EF-Mのサードパーティー製レンズは今までタムロンの18-200mm1本のみでそれも、不具合の連続という過去があり、動作に不安がありましたが、実際に使ってみると純正レンズとの違いがわからないくらいにスムーズに使えます。
特にAFはかなりのスピード!
EF-M15-45などキットレンズと同等のAF速度と正確性を備えていると感じました。
そして、肝心の写りは・・・!?
全体的な写り
ソニーマウントやMFTでも非常に評判の良いレンズで、その評判通りでした。
開放はやや柔らかめの描写をしますが、1~2段絞ると単焦点ならではのすっきりとした解像感
どのEF-Mズームレンズよりも写りが良いと感じました。(EF-M32mmもこのレベルなんでしょうね)
開放で撮影
開放では明るい部分にパープルフリンジが多く出ますが、一段絞ればほぼ気にならなくなるイメージです。
リサイズしていない写真もあります。この記事下方の「作例」をご覧ください
ボケは?
簡易的なボケテストを行いました。
クリックすると拡大します。
ボケの条件が難しい草むらの中などで撮りたかったのですが、庭で撮影。
開放ではかなり大きなボケとなりますが、自然なボケ味ですね
一眼レフ用の30mm F1.4を以前使っていましたが、それに比べてかなりボケ味は良いと感じました。
純正レンズとどちらが良い?
EOS MシリーズにはEF-M32mm F1.4という純正レンズのTHEライバルが存在します。
焦点距離や明るさともに似たレンズですが、どちらもそれぞれに特徴があります。
純正レンズの特徴
・シグマより寄れる:最大撮影倍率0.25倍と大口径標準レンズとしてはかなり寄れるレンズです
・サイズが小さく、他の純正レンズとの統一感がある
・値段は高め(5万円前後。しかもフード別売り)
シグマレンズの特徴
・純正レンズより高級感↑
・サイズはやや大きい
・圧倒的コスパ(3万円台前半)
写りは若干純正レンズの方が良いとのレビューを見ますが、シグマもかなりの写りの良さで大きな差は無いと思います。
純正レンズの安心感や接写能力をとるなら純正レンズ、コスパをとるならシグマのレンズと決めても良いのではないでしょうか
個人的に持ってて楽しいのはシグマですね
価格
新品で3万円台前半になっています(2020.5)
新しいレンズですので中古との差はほとんどありません。
純正レンズは5万円前後
作例
クリックすると拡大します。リサイズしていない写真ですのでデータ量にご注意ください!
このレンズを購入したのは3月下旬
なかなか写真を撮れる機会が少なく、作例もあまり撮れませんでしたが、数回使用してのレビューでした。
EOS Mシリーズを使用していて、ワンランク上の表現を得たい人にオススメのレンズだなと思います。
以上、SIGMA 30mm F1.4 DC DNの紹介でした!
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