キヤノンショールームにて先日発表されたEOS M6 MarkⅡを見てきました。
感想を一言で言うと「最高」
よくぞこのコンパクトなサイズにここまでの機能を詰め込んだなと思いました。
以下、弄ってみて思ったことを書いていきます。(あまりに良すぎて良いことばっかり書いています)
※主にEOS M5と比較した感想になっています。EOS M6もほぼ同等性能です。
↓発売日に入手しました
スペックの比較等はこちら↓
外観の感想
質感
質感はEOS M5からは大幅に良くなりました。M6からも若干の質感アップです。
M5の前の機種M3が結構良かったですが、それに近いかそれ以上といった質感です。
オールプラスチックですが、ブラックは梨地塗装、シルバーは金属風の塗装でまったく安っぽくありません。
EOS M5で感じていた軋みや薄っぺらさも全くなくかなり剛性が高そうでした。
買うならシルバーと決めていましたが、いざ手に取ってみるとブラックの塗装もいいなと・・・
また、カメラのゴム部分は一眼レフEOSと似たような素材で滑りにくくかつべたつかない感じでしたね。
グリップ感
グリップ感もEOS M5やM6から良くなり、しっかり握れるようになりました。(さすがにお隣にあった90Dほどではないが笑)
カメラ本体の幅が
EOS M6Ⅱ:119.6mm
EOS M6:112.0mm
EOS M5:115.6mm
となっており数ミリ程度横幅が広がっています。また、奥行きもEOS M6から4.7mm大きくなっているので、数字上でもサイズアップしています。
見た目は若干横幅が広くなったかなという程度の違いですが、それ以上にグリップ感が良くなっていました。
実際に手に取ってみて
ショールームに開発担当の方がいらっしゃいまして、詳しくお話を伺うことができました。
使いやすさ
レスポンス
これは驚くほどに良くなっていました。
ブラックアウトフリーと言われていますが、実際に撮ってみてブラックアウトは皆無でした。
単写でパシャパシャと撮ってもたつきを感じず、撮影設定の変更もEOS一眼レフ並のサクサク感です。
マウントアダプターを使用してもEF-Mレンズをつけたときと全く変わらない使い心地のようです。
AF
AF速度自体はEOS M5でもそこまで不満ではありませんでしたが、もう一まわり正確かつ高速になったと感じました。
AFポイントは49点から143点に増え枠の大きさも小さくなりました。
AF方式は顔+追尾優先AF(瞳AF)、1点AF、スポット1点AF、ゾーンAFの4種類あります。
AFフレームの選択ポジションとしては最大5481ポジションとほぼ無段階で調整できますね。
連写やシャッター音
シャッター音が歴代EOS Mで最高レベルとなりました。
連写は最高14コマ/秒です。
サーボAF時はコマ数優先か、コマ数は落ちますがAF追従優先かを選べます。
また、14コマ/秒では早すぎる場合は低速連写として3コマ/秒も設定できます。
吸い付く親指AF
ジョイスティックがあっても良かったかな
紹介動画等で見たときはそこまで気にしていませんでしたが、実際に手に取るとまあ絶妙な位置に親指AFのボタンがあるではないですか!
手の大きさにもよると思いますが吸い付くように親指がボタンのある位置にセットされます。
私はあまり親指AFを使用しませんがFvモードもあるのでこのカメラでは使ってみたいですね。
親指AFボタンのまわりにはAFとMFを切り替えるスイッチもあります。
RAWバーストモード
ショールームで話を伺った方がこのRAWバーストモードの開発に携わったようで詳しく教えていただきました。
ということで詳しく書きます。
RAWバーストモードは電子シャッターを用いて30コマ/秒で超高速連写ができる機能です。
また、プリ撮影と言ってシャッターボタンを押す0.5秒前から写真が撮影されているという機能もあります。
注意点として
・1800万画素にクロップされる
・プリ撮影をオンにしていると書き込みが終了するまで次の撮影ができない
・容量が小さいSDカードを使用すると、容量いっぱいになる前に撮影ができなくなる
・書き込み速度が遅いSDカードではプレビューや設定の変更に時間がかかる(UHS-ⅡのSDカードを使うとほとんど気にならなくなるそうです)
例として鳥の飛翔シーンが普段は撮影成功率が10回に一度程度だったのがRAWバーストモードとプリ撮影を使用するとほぼ100%になったそうです。
動きものの決定的瞬間を撮影できる可能性のある機能ですね
高画素化について
EOS M6 MarkⅡでは画素数が3250万画素と大幅にアップしました。
そこで気になるのが現行のEF-Mレンズが高画素に追いつくのかということですが、質問したところEF-Mレンズの描写性能に関しては問題ないそうです。
しかし、Lレンズ等をマウントアダプターを介して使用したほうが3250万画素の性能を最大限引き出せるようです。
細かい描写に関しては、発売してからの話になりますね
動画
他の機能で盛り上がってしまい肝心の動画機能を見るのを完全に忘れていました。
EOS M6 MarkⅡは4K30pに対応しています。
またフルHD120pのハイフレームレート撮影も可能でスローモーション撮影ができます。
4Kは待望のクロップなし!
その写りに期待が高まります。
EOS M6 MarkⅡの位置づけは?
ホームページには初心者にもオススメと記載されており、エントリーモデルなのかと思っていましたが、EOS M5とM6の後継機でキヤノンのAPS-Cミラーレスでは最上位に位置するそうです。
ファインダー内蔵のEOS Mは今のところ期待できないみたいですね
(もしかしてRFマウントでAPS-Cが出る兆し!?)
EOS Mシリーズはまず第一に小型軽量がコンセプトだと思うのでこのコンパクトさでこの性能を考えれば最上位と言ってもよいかもしれません。
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