写真編集ソフトとして有名なLightroomがスマホやタブレットのカメラアプリに!
この記事ではスマホ・タブレットのアプリ版Lightroom CCの使い方を解説します。
今回はLightroom CCアプリの「写真編集機能」について紹介します。
Lightroomとは?
LightroomとはAdobe社製の写真編集・管理ソフトで、プロ・アマチュア問わず世界中で幅広く使われています。
写真の編集は非常に高度な編集が可能です。また写真データの管理にも長けています。
Lightroomには2種類あります。
・PC用・高度な写真編集のLightroom Classic CC(OS:Windows・Mac)
・モバイル用・幅広い写真編集管理のLightroom CC(OS:Windows・Mac・iOS・Android)
Lightroom CCはPC以外にスマホやタブレットでも使用可能で、今回はこの「Lightroom CC」のスマホ・タブレットアプリについて解説していきます。
Lightroom CCの入手
Lightroom単体プラン(月額980円)
Photoshopなども使えるフォトプラン(月額980円)
コンプリートプラン(月額5,680円)
いずれも税別
のいずれかを契約することでLightroomが使えるようになります。
写真のみの場合はフォトプランがおすすめです。
スマホアプリの入手は以下よりダウンロードしてください
App Store:https://apps.apple.com/jp/app/adobe-lightroom-写真加工-編集アプリ/id878783582
Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.adobe.lrmobile&hl=ja
写真の編集
今回はiPad画面で操作します。基本的な操作や機能はスマホ版と同じです。
(若干配置などが違います)
Lightroomは非常に多くの機能があり全てを解説することはできませんが、よく使う機能や便利な機能を紹介します。
編集画面の一覧
右側から編集したいものを選びます。(黄枠)
上から順に簡単に説明します。
編集
一番上の「編集」を中心にLightroomでは写真の編集を行います。
詳しくは次の見出し「編集をいろいろする」をご覧ください。
プリセット
上から2番目は、プリセットの適用です。
Lightroomはこのプリセットを使用することによって簡単にプロ並みの画像編集ができてしまいます。
PC版のLightroom Classicの初期状態とほぼ同じプリセットがインストールされています。
他の人が作成したものや自分で作成したものを入れることも出来ます。(デバイス間での共有も可能です)
お気に入りのものを是非試してみてください!
切り抜きと回転
いわゆるトリミングや角度の補正が出来ます。
修復
画像にゴミなどが写ってしまったときや、鳥などが写ってしまったときにそれらを消すことができます。
ゴーストなどの光も部分的に補正ができますね。
部分補正
部分的に補正ができます。例えば顔が暗く写ってしまったときに、顔の部分を選択して明るく補正するなどといった使い方ができます。
編集をいろいろする
まずは自動で試す
普段からRAW現像をバリバリ行っている方は自分のお気に入りの調整があるので問題ないですが、あまり写真編集を行わない人はまずは自動を適用してみると良さそうです。
Lightroomの自動調整はけっこう秀逸で写真によっては見違えるほど綺麗になることもあります。
もちろんJPEGの写真でも自動で行ってくれます。
例であげた写真も画面下部の暗い部分を持ち上げて、空の描写もしっかりとできていますね。
自動を適用してから、細かく自分で調整するというやり方が一番楽かなと思います。
以下は各項目の解説をしていきます。
ライト
明るさの調整をする項目です。
ハイライトや白レベルの意味は以下の通りです。
ハイライト:明るい部分全体
シャドウ:暗い部分全体
白レベル:最も明るい部分
黒レベル:最も暗い部分
いずれも対象の部分がプラスにすると明るく、マイナスにすると暗くなります。
カラー
色のバランスを整えます。
RAWデータであればかなりいじっても問題ありませんが、JPEGはあまり変えすぎないほうが良いです。
効果
Lightroomの醍醐味がこの部分にあります。
効果の項目の「明瞭度」と「かすみの除去」は写真を一気にプロっぽく仕上げることが可能です。
明瞭度を調整してプロっぽく
明瞭度を-100、0、100と極端ですが調整してみました。
100にすると細部が強調されてグラフィック調になりました。工場風景など人工物が多い場合は明瞭度を上げると良さそうです。
-100にすると全体がぼんやりしました。ポートレートなどふんわりとした写真にしたい場合は明瞭度を下げると良さそうです。
かすみの除去は写真がすっきりしないときに適用すると、はっきりとした写真になります。
曇りの日などの風景におすすめです。
ディティール
ディティールは主にシャープネス(荒さ細かさ)、ノイズ軽減を行う項目です。
ノイズ軽減が秀逸
Lightroomのノイズ軽減はカメラ内蔵のノイズ軽減に匹敵するほど高機能です。
一般的にノイズ軽減をするとシャープネスが失われぼんやりとした写真になりますが、Lightroomでノイズ軽減を適用してもけっこうシャープネスを維持してくれます。
この辺は写真の被写体やカメラの性能によって大きく変わるのでいろいろ試してみてください。
書き出し・共有
書き出しは右上のボタンより行えます。
画像サイズは小(2048px)かその画像の最大サイズの2種類です。
※PC版ではサイズの指定が出来ます。
簡単な説明でしたが、多くの機能があることがわかりました。
普段はスマホで撮影して自動で加工されている写真を、RAWで撮影し自分の手で思うように編集できると楽しいものです。
また、RAWデータだけでなくJPEGなど非可逆圧縮データもかなり調整できるので、高度かつ気軽な画像編集ソフトとしてLightroom CCは非常に便利なものだと思っています。
以上、Lightroom CCの画像編集についての解説でした。
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