まさかフルサイズ対応のパンケーキレンズがキヤノン純正で!?と発売当初はほんとうに驚いたこのレンズ
いまではEF-S24mmも発売されキヤノンのパンケーキレンズは3本販売されています。(2019年5月現在)
発売から6年近く経ちましてようやく手にしましたので、価格も安い超薄型パンケーキレンズの写りはどうなのか?作例付きでレビューしたいと思います。
スペック
画角(水平・垂直・対角線) | 49°20、34°、57°30` |
レンズ構成 | 4群 6枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最小絞り | 22 |
最短撮影距離 | 0.3m |
最大撮影倍率 | 0.18倍 |
フィルター径 | 52mm |
最大径×長さ | φ68.2mm×22.8mm |
質量 | 約130g |
パンケーキレンズということで長さはなんと2㎝ちょっと
マウント部分やフォーカスリングを除いたら1円玉くらいしかない薄さです。
また、このサイズにしては最大撮影倍率も頑張っています。あまり明るくないレンズですが、フルサイズで最短撮影距離付近まで寄れば、かなりボケも演出できます。
外観
レンズ前玉は非常に小さいです。
フィルターをつけていますが、正直なくても良いんじゃないかと思います。
また、コンパクトさを活かすためフードはつけていません。
レンズマウント側です。
パンケーキレンズですが、マウントはちゃんと金属です。後玉と前玉がほぼ同じ大きさですね。
後ろ玉は普通のEFレンズって印象です。
レンズを横からみた写真です。
梨地塗装がしっかりとなされています。次の写真で出てきますが、EF-M22mmというパンケーキレンズを所有してまして、その小ささ薄さからカメラへの付け外しが結構大変です。
しかし、EF40mmは塗装や滑り止めのギザギザがあるおかげでカメラへの付け外しは意外と楽です。
私所有の唯一のパンケーキレンズであったEF-M22mmと並べてみました。
EF-M22mmはフィルター径が43mmとかなり小型ですので、さすがにEF40mmのほうが大きいですね笑
見事な不釣り合い
さすがに5Dクラスの一眼レフに装着するとレンズが小さすぎますね笑
しかし、これはこれで軽くなるのでスナップには最適です。(バックへの収まりも良くなります)
私の持っている小型のカメラと言ったらEOS M5です。
けっこうバランス良いんじゃないかと思いつけてみました
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これがバランス良い!
マウントアダプターを介していてパンケーキレンズの薄さはなくなっていますが、ちょうどEF50mm F1.8の厚さくらいです。
画角も64mmと広角系のレンズと組み合わせられるので良いんじゃないでしょうか
EOS Rシリーズにも最適かもしれませんね
実際に撮影してみて
パンケーキ侮るなかれ
開放F値2.8とボケはあまり期待していませんでしたが、以外と寄れるので開放で最短撮影距離付近で撮ると結構ボケます。そして意外とボケが綺麗
遠景描写もしっかりしています。
小型のレンズで口径も小さいので周辺減光はかなりありますが、デジタル補正がある現代そこまで気にするものではないかもしれませんね。(むしろ私は周辺減光は好きな方です)
50mmレンズとの共存はできます
私が、なかなか購入にたどり着けなかったのがEF50mm F1.8の存在でした。
焦点距離は10mmしか変わらないし、さらにF2.8と暗いといった理由です。(さらに換算35mmのEOS M用パンケーキレンズも所有)
しかし実際に使ってみて驚き
EF50mmとEF40mmは全く性格の違うレンズでした。
EF50mmは開放ではふんわりとあまり解像しないレンズで、絞るとくっきりのオールドレンズ風ですが、EF40mmは開放からシャキッと解像し絞ると周辺の改善等はありますが写りは一定といった現代風レンズの印象です。
また10mmの焦点距離の違いは意外と感じられ、50mmより少し広角気味だが広角ではない絶妙な画角がスナップに最適と思いました。
価格
1万円台前半で販売されているお店が多いようです。この写りの良さとコンパクトさを1万円前半で手に入れられると思うとコスパはかなり良いですね。
ちゅうこだと1万円を切ります
EF50mmとならぶ撒き餌レンズになりそうなEF40mm F2.8 STM
フルサイズならスナップレンズとして、APS-Cならやや中望遠寄りのレンズとして、開放から使える優等生という感想でした。
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