GIZMONから販売されている、写ルンですのレンズを再利用したUtulens
ミラーレス一眼でフィルムっぽく撮れると話題になっているレンズです。
ようやくUtulensを入手したので作例とともにじっくりとレビューしていきたいと思います。
Utulensとは?
写ルンですには非球面メニスカスレンズと言われる高性能なレンズが使われています。
この記事を読んでいる方々も一度は使ったことがあると思いますが、独特な味のある写りをしますね。
そんな写ルンですのレンズを再利用してミラーレスカメラで使えたら最高と言うことで登場したのがこのUtulens!
ミラーレスの各マウントに対応しています。
※一眼レフカメラには対応していません
また、仕様は以下の通りです。
焦点距離 | 32mm |
F値 | F16 |
最短撮影距離 | 約1m |
開封と外観
レンズは筒に入って届きました。
普段見慣れない外箱にワクワク感が高まります。
中身にはいっていたものは写真の通りです。レンズ本体とマウントアダプター、そしてポーチやスキンシール等々です。
タップorクリックすると拡大します。
Utulensはその名の通り写ルンですに使われているレンズですので、とても小さなプラスチックレンズです。裏側を見るとピンホールレンズみたいに小さな穴になっていてこれが絞りの役割を果たすそう。ちなみに絞りはF16の固定です。
レンズ本体はプラスチック製でしっとりとした触感です。この本体にネジ穴がついていますが、これはなんとライカL39というスクリューマウント。
かつてライカのレンジファインダーカメラ用のオールドレンズに使われていました。
つまり、付属しているマウントアダプターはL39→各種ミラーレスのマウントになります。
今回はEOS M用を購入したのでカメラ側はEF-Mマウントです。マウントアダプターはレンズ本体と違ってしっかりとした金属製でひんやりとしていました。
カメラへの取り付け方法
レンズをマウントアダプターに取り付ければあとはカメラに通常のように装着するだけです。
六角レンチが付属していますが、マウントアダプターに付けるレンズの向きを変えるものです。スキンシールを使用して、角度を変えたい場合にお使いください。
さっそくEOS M6 MarkⅡに装着してみました。
とにかく薄い!!
パントリーレンズと言われるEF-M22mmの半分くらいの厚さしかありません。
Wtulens Lというさらに薄いUtulensがあるのでそちらはボディキャップ並なのでしょうね
余談ですが、レンズにはフィルター枠が設けられており、フィルター径49mmのアクセサリーが使用できます。
手持ちのフィルター(Cokin製)を付けようとしましたが、レンズに出っ張りがあるためしっかりと締まりませんでした。溝からフィルターのガラス面まで距離があるものが必要そうです。
キャップは問題なく付けることができました(Kenko製レンズキャップ)
作例
EOS M6 MarkⅡで撮影した作例を紹介します。
長引く梅雨の影響で、この日もどんよりとした曇り空ですがご覧ください。
外へ撮りに行く前に試写しましたが、ここまでフィルムカメラっぽく撮れるとは驚きでした笑
カメラの相性なのか天気のせいなのかかなり赤かぶりしていました。
他のカメラでも使ってみたいですね。
APS-Cでも周辺減光が見られたのでフルサイズで使うとさらに味が出るのではないでしょうか
パンフォーカスなのでピントはおおむね合っていると思いますが、拡大すると結構ぼやけています。
この辺も写ルンですっぽい!
曇りでコントラストが低い写真となってしまいましたが、なんとも言えない味を出すレンズですね。
ただEOS M6 MarkⅡの3250万画素ではレンズの解像力に対してかなり高画素過ぎる気もしました。
晴れている日にも撮影してみたいですね!今後も写真を撮ったらこの記事(もしくは別記事)で紹介して行く予定です。
購入方法は?
GIZMON公式のオンラインショップやAmazonで取り扱いがあります。
筆者はAmazonで購入しました。お手持ちのカメラにあったマウントを選んで購入してください。
APS-Cカメラにはより広角の「Wtulens」も
マウントにもよりますが、5000円~と非常に安価なのでダメ元で買ってみるのもどうでしょうか笑
以上、Utulensについて紹介しました。現代の高画質・高解像な写りに飽きてきた人に超おすすめです。
コメント