EOS Mシリーズのコンパクト性能を高めるパンケーキレンズEF-M 22mm F2 STM
非常に小さいレンズですが、中身は作りや写りには一切妥協していない本格派レンズです。
初代EOS Mと同時に発売されたEF-Mマウントでは古参のレンズですが、4年ほどと長く使用したレビューをしたいと思います。
リサイズ無しの作例も載せているので是非参考にしてください!
スペック
画角(水平・垂直・対角線) | 54°30'・37°50'・63°30‘ |
レンズ構成 | 6群 7枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最小絞り | 1:22 |
最短撮影距離 | 0.15m |
最大撮影倍率 | 0.21倍 |
フィルター径 | 43mm |
最大径×長さ | φ60.9×23.7mm(電源オフ沈胴時) |
質量 | 約105g |
このレンズの特徴は圧倒的な小ささ
レンズの長さは23.7mmと一円玉2枚ちょっとしかありません。
それゆえにパンケーキレンズと呼ばれています。
この小ささなのに明るさはF2.0そして、最短撮影距離は15cmとかなり寄れるレンズとなっています。
フルサイズ換算で35mmですのでスナップに最適です。
外観
最近発売されたEF-Mレンズはプラスチックが多くなっていますが、22mmレンズは金属マウント金属外装で高級感があります。
カメラに取り付けるとその小ささ、薄さが際立ちます。
EOS M100などよりコンパクトなボディにつけるとコンデジに近いサイズになりますね
デメリットが一つあり、滑りやすく小さいためレンズの取り外しが大変です。
実際に撮影してみて
カメラを持ち歩くのが楽しくなる
このブログでは花の写真ばかりですが、フルサイズ換算35mmの画角はスナップ撮影に最適です。
レンズが小さいというのは大きなメリットでカメラを持ち歩くのが楽しくなります。
(例えば撮影目的でない旅行でEOS 5DⅣにEF35mm F1.4LとEOS Kiss MにEF-M22mmだったら確実に小さい方を選びますね笑)
鞄の隙間にも入るサイズですのでとりあえず持って行くということが可能なレンズです。
AFは遅め
ステッピングモーターを採用していますが、速度が遅めのギア式ですのでAFはゆっくりと合います。
開放では柔らか絞るとくっきり
開放では柔らかめの写りをします。(ピントの芯はしっかりあります)
単焦点レンズらしく絞るとかなり解像感が上がりくっきりとします。
描写テスト
開放から最小絞りまで撮影してみました。
※クリックすると拡大します
F2.0の明るさと最短撮影距離の短さが相まって22mmでもかなりボケます。
等倍切り出し
開放から十分な解像感で、絞ると単焦点らしいくっきりとした写りになります。
作例
※クリックすると拡大します。リサイズしていない写真です。容量にご注意ください
価格
希望小売価格:33,000円(税込)
実売価格は新品で2万円台前半~、中古で1万円台前半~
2012年9月に発売されてからほとんど価格の動きがないあたりに人気を感じます。
以上、EF-M22mm F2 STMのレンズのレビューでした。
EOS Mシリーズユーザーなら持っておいて損はないレンズだと思います!
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