無線LANの性能は年々向上してきていますが、まだまだ有線LANの方が安定性・速度は優位です。
また、最近はテレワークが増えて安定した接続が必要になってきている方も多いですね
ネット接続の改善のためにPCを有線LAN接続しようとする方も多いと思いますが、ドアがあったり階数が違ったりと配線するにあたって問題となることがありますね
特に賃貸の住宅だと壁にネジや釘を打つのも難しい場合があります。
壁に穴を開けて配線すれば簡単ですが、そんなことはできない・・・
ということで、壁に穴を開けずに壁をなるべく傷めずに1階から2階へLANケーブルを配線することにしました。
用意したもの
・サンワサプライ15mフラットLANケーブル※後述のひっつき虫使用のためフラットケーブルを推薦
・1~2mのLANケーブル
・エレコムすきま用LANケーブル
・中継コネクタ×2個
・ひっつき虫
・ケーブルフック(LANケーブルに合わせたもの)
・配線モール
この中でも特に、隙間用ケーブルとひっつき虫が重要になってきます。
また、15mのフラットLANケーブルを中心に配線していきます。
ちなみにLANケーブルはCAT6ですが、エレコムのすきま用LANケーブルがCAT5eなので全体としてはCAT5eとなります。
ドアの隙間を通す方法
1階から2階への大がかりな配線となると必ずと言って問題となるのがドアです。
大きな隙間があればフラットケーブルで通せますが、我が家のリビングから廊下へのドアはほとんど隙間がありませんでした。
そこで登場するのがエレコムのすきま用LANケーブル
アルミで補強されているので外壁配線をするときに窓のサッシを通すこともできるようです。
ドアの柱の形状に合わせて折曲げ、両面テープで貼り付けます。
※注意点として、このケーブルは金属の性質から一度曲げた部分は再調整が不可能です。しっかりと形状を確認してから貼り付けましょう
先に柱の形状に合わせて軽く折曲げてから、柱に当てて押し込みながら形を合わせるとうまく出来ると思います。
コンビニで売っているような両面テープを使用しましたがすぐに剥がれてきてしまうので、強力な両面テープに変えることにしました(次回の記事)
ネジや釘の代用
柱の部分はケーブルフックでどうにかなりますが、石膏ボードになっている壁は接着剤をできる限り使いたくありません。
また、ネジや釘で穴を開けるのもあと考えていたところ引き出しにこんなものを見つけました。
その名も「ひっつき虫」
本来はポスターなどを壁に掲示する時に使用しますが、フラットケーブルならつけられるんじゃないかと思いこちらを採用しました。
このひっつき虫なら剥がすのも簡単で穴を開ける必要もありません。
実際にケーブルを壁に這わせることは成功しましたが見栄えがかなり悪いです笑(こちらも次回の記事へつづく)
※注意点としてひっつき虫をつける間隔が広いと剥がれてきてしまうので、5cm間隔くらいで固定できました。(壁の材質にもよりますね)
また、ケーブルはフラットケーブルの方が良いです。
長さはしっかりと測ろう
さも順調に配線ができたように見えますが実はルーター側とPC側どちらもLANケーブルの長さが足りなくて追加購入していました。
適当にメジャーで測って十分余裕を持って15mという長さのケーブルを買いましたが、3mも足りませんでした。
長さは正確に測り余裕を持った長さのケーブルを買うことをオススメします。
(長すぎるのは調整が楽ですが、長さが足りないのは大変です)
有線LANの速度は!?
ケーブルの長さが足りず中継コネクタがさらに1つ増えてしまいましたが、速度のチェックです。
以前はプラネックスのGW-900という無線LAN子機を使用していて50Mbps前後でしたが、有線LANにするとMAXでこのくらいの速度が出ました。
なんと10倍に速度アップ
夜でも200~300Mbpsを維持しています。
これならオンラインゲームもYoutubeもテレワークも快適にこなせますね(もちろんプロバイダーの方の性能も必要です)
次回
一応PCまで配線が完了しましたが課題がいくつか残っています。
・ひっつき虫の見栄えが悪い
・ケーブルの露出部が気になる
・すきま用LANケーブルが剥がれてくる
次回の記事ではこれらを解決していきたいと思います。
ここまで、1階から2階まで暫定的にLANケーブルの配線が完了しました。
コメント
モールをタッカー(ホチキス)でとめるといいですよ。