7月に入りそろそろあじさいも終盤になってきています。
なんとなく去年と比べてあじさいの見頃が遅めであったり、長く楽しめた印象を持つ方も多いのではないでしょうか
今年のあじさいについて気温や降水量などの気象データと共に振り返ってみようという記事です。
※私の撮影地は主に関東南部となりますので気象データは代表として東京の観測所となります。また、地域や標高によって花の開花の傾向は大きく変わります。
※研究発表等ではないのでご注意ください。あくまで撮影日記+αです。
写真で見る今年のあじさい
写真は小田原城のあじさいです。撮影日は2週間ほど違いますが開花状況はほぼ同じ
去年と今年では大きな差がありました。
箱根の有名なあじさいスポットですが、小田原城ほど差はありませんが、若干2018年のほうが多く色付いている印象です。
このように2018年と2019年を写真で比較しても違いがわかりますね。
次は気象データを元に振り返ってみましょう!
あじさいのシーズン前後の気温
花の成長や開花の一つの目安となる気温から考察します。
平年との比較
グラフは今年2019年と平年の平均気温をまとめたものです。
あじさいが蕾をつけ成長しはじめる5月と開花がはじまる6月を対象にしました。
今年は5月は平年より高い日が多かったものの6月上旬あたりから気温が下がり、特に6月中旬~下旬は平年並みもしくはやや低めとなりました。
もちろんあじさいの開花は気温だけに左右されるわけではありませんが、開花は平年並み、花の種類によってはやや早め、しかし開花した後気温が低かったので花持ちが良いといった印象でした。
たしかにこの記事を書いている7月でもまだまだ平地もあじさいが見られますね
去年との比較
去年はあじさいの開花・見頃が圧倒的に早かった記憶があります。(あじさいだけでなく桜なども早かったですね)
と言うことで去年2018年と気温を比較してみました。
凡例の順番が入れ替わってしまいすいません。
意外だったのが、去年の同時期とそこまで平均気温は変わらなかったと言うことです。
猛暑の影響もあって去年は春からずっと高温傾向が続いているという印象でしたが、5月と6月に限っては今年とあまり変わりませんでした。
それでもなぜ去年とあじさいの開花や見頃の時期が違ったのか・・・
次のグラフへ
このグラフはさらに時期を遡って3月1日~6月1日までの半旬の平均気温です。
※半旬:約5日(一月を3つに分ける旬の半分)
青い折れ線グラフが2018年、オレンジの折れ線グラフが2019年
これを見ると、2018年は3月頃から高温がずっと続いていました。
あじさいが葉をつける時期は詳しくわかりませんが、去年は春からの長期間の高温によって花の開花が早まったと考えられます。
続いては・・・
あじさいは「梅雨」の時期に咲く
「梅雨」の時期と言えば「雨」
ならば降水量や降水日数も関係しているのではないかと考え降水量のデータもまとめてみました。
あじさいのシーズン前後の降水
降水量
降水量を見ると結構傾向が分かれています。
2018年は4,5月に降水量が多く肝心の梅雨の時期である6月に降水量が少ないです。
2019年は4,5月に降水量が少なく、6月はかなり多くなっています。
あじさいの開花に降水量がどこまで影響するかわかりませんが、仮に降水量が多いと開花が促されるとしたら2018年の開花や満開の早さも納得がいきますね。(特に気温のデータと合わせると)
降水日数
一応降水日数も載せておきます。
2018年は降水日数少なく降水量が多い→メリハリのある降水のほうがあじさいの開花が促されるのでしょうか・・・?
まとめ(東京の気象データからわかったこと)
・気温ははじめ平年より高いが6月上旬から平年並みに
・降水量は4,5月は平年より少なかったが、6月は平年より多い
去年がいかに気温が高くてあじさいの開花も早かったのがわかるデータでした。
あじさいフォトギャラリー
最後に今年撮影したあじさいの写真を載せてこの記事を締めたいと思います。
写真をクリックorタップすると拡大します。
以上、2019年の紫陽花を気象データと写真を組み合わせて振り返ってみるという記事でした。
突っ込みどころ満載の記事でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
これからは花火やひまわりの季節!
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