【台風の話②】台風の予想進路図の見方を知り防災に繋げる

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夏から秋にかけて日本には多くの台風がやってきます。

そして、台風はしばしば大災害を引き起こします。

台風について詳しく知ることで防災に繋げようということで、台風の話をしていきます。

今回の記事では進路予想図の見方など実際に台風が発生してから役立つ解説となります。

台風の予想進路図

予想進路図は気象庁HPの台風情報の種類と表現方法を元に書いております。

予想進路図の見方

出典:気象庁 台風情報

実況

台風の実況は中心が×で描かれた黄色い円(+赤い円)で、台風の中心位置や強風域、暴風域がこの図でわかります。

黄色い円は強風域=平均風速が15m/s以上の領域

赤い円は暴風域=平均風速が25m/s以上の領域

暴風域はその名の通り暴風が吹き荒れているもしくは恐れがあり、非常に危険な領域です。もちろん強風域でも強い風が吹く恐れがあります。

実況の内容

  • 台風の中心位置
  • 進行方向と速度
  • 中心気圧
  • 最大風速(10分間平均)
  • 最大瞬間風速
  • 暴風域
  • 強風域

予報

台風の予想進路図は120時間(5日)先まで発表されます。

出典:気象庁 台風情報

白の破線:予報円で台風の中心が到達すると予想される範囲です。

赤の線:暴風警戒域で台風が予報円内を進んだ場合暴風域に入る恐れがある領域です。

※台風が予報円にはいる確率は70%

24時間先までは12時間刻み、それより先の120時間(5日)先までは24時間刻みの予報を⑹時間ごとに発表しています。

予報の内容

  • 台風の予想中心位置(予報円の中心と半径)
  • 進行方向と速度
  • 中心気圧
  • 最大風速
  • 最大瞬間風速
  • 暴風警戒域

日本に接近し影響する恐れがある場合は予報を3時間刻みにし、1時間後の推定位置を発表します

更新されるタイミング

実況・予報(24時間)

3時間ごと…0時、3時、6時、9時、12時、15時、18時、21時の約50分後

予報(5日先)

6時間ごと…3時、9時、15時、21時の約50分後


台風が日本に接近し影響する恐れがある場合

実況・1時間後の推定

毎時間の約50分後



台風が接近してきたら少なくとも3時間おきに台風情報を見ると良いのではないでしょうか

台風情報URL一覧

台風は速報性が要求されるので常に以下のURLより最新の台風情報を確認してください!

気象庁|台風情報(台風経路図)

一番よく見る進路予想図です。リンク先は全ての台風が表示されていますので、影響の恐れのある台風の号数を確認してください。

気象庁|暴風域に入る確率(分布表示)

気象庁|台風に関する情報(文章)

気象庁|台風について

こちらは台風についての解説のページです。

可航半円と危険半円

台風は反時計回りに渦を巻いており、台風の進行方向の右側は風の向きと台風の移動する速度(流れ)が一致するため風がより強くなります。(=危険半円)

逆に台風の進行方向の左側は台風の移動する速度と風がお互いに打ち消し合うので右側に比べて風が弱くなります。(=可航半円)

しかし台風の左側だからといって台風の中にいることに変わりはありません。また、場所によっては地形の影響で逆に強くなることもありますので油断は禁物です。


以上、台風の進路予想図の見方など実際に台風が発生した際に役立つことを解説してきました。

次回はさらに詳しく台風情報について知りたい方のための記事となります。

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