最近インスタントカメラが再燃しており、チェキなどが高い人気を誇っています。
カメラの新時代・新しいテーマとして、デジタルカメラとインスタントカメラを融合したカメラが今年に入って各社から登場してきました。
キヤノンinspicやチェキのinstaxなどいくつかのハイブリットインスタントカメラを比較・紹介したいと思います。
※メーカーによってハイブリットインスタントカメラやインスタントカメラプリンターなど呼び方がことなりますが、印刷技術は違えど撮影した写真をカメラ本体で印刷できるものを対象にしています。
キヤノン
インスタントカメラプリンター iNSPiC ZV-123
手のひらサイズのインスタントカメラと謳うキヤノンから発売されたこのカメラiNSPiC(インスピック) ZV-123は撮った写真をそのままカメラでプリントできます。
Zero Ink® technologyと呼ばれる技術を採用しておりインクカートリッジを使わずにフルカラープリントができ、写真用紙に発色剤が埋め込まれていています。
そのため非常にコンパクトなのが特徴です。
Bluetoothも搭載しているためスマホで撮影した写真も印刷することができます。また、カメラの前面にミラーがあるため自撮りもしやすくなっています。
とにかくコンパクトにそして自撮りを良くする方におすすめではないでしょうか
※Zero Ink® technologyは、ZINK HOLDINGS LLC. の商標または登録商標です。
Bluetooth機能が必要ない場合は値段が安い次のCV-123もあります。
インスタントカメラプリンター iNSPiC CV-123
先に発売されたZV-123からBluetooth機能などがない分、より安く、より軽量化されたインスタントカメラです。
写真撮影とプリントをとにかく楽しみたいと言う場合はこちらもおすすめです。
また、実はCV-123のほうがやや広角となっておりより広い範囲が写ります。
※画素数はZV-123のほうが多いです。
キヤノンのインスタントカメラはカメラというよりはカメラが付いているプリンターというイメージですね。
シール紙に対応しているので写真だけでなくメモを撮影してスケジュール帳にはったりする使い方もできるようです。
富士フイルム
ハイブリッドインスタントカメラ instax mini LiPlay
インスタントカメラの老舗、富士フイルムから発売された最新のチェキがこのハイブリットインスタントカメラinstax mini Liplayです。
チェキ+デジタルカメラということで背面に液晶が付いており撮影後にフレームやフィルターなどで加工して印刷することもできます。
もちろん印刷は本物のインスタントフィルムで、チェキの味はそのままです。
Bluetooth搭載でスマホとの連携もできるなどいろいろな機能が詰まった高性能なインスタントカメラとなっています。
チェキを持っている方、欲しい方はもちろん、撮影した写真をたくさん加工したりして楽しみたい場合におすすめのカメラです。
コダック
インスタントカメラプリンター C210
個人的に特に注目しているコダックのインスタントカメラプリンターC210
まさかコダックからもこのハイブリットインスタントカメラが出るとは思っていませんでした。(米国では2017年からシリーズとして販売されているようです)
特徴は印刷のテクノロジーです。
私も完全にはわかっていませんが4passテクノロジー(昇華型熱転写方式)というものを採用し最高水準の高画質と色再現そしてラミネート仕上げと謳っています。
なんとこのサイズでインクカートリッジを搭載しているのが驚きです。
価格も比較的安めでプリントの質によっては個人的に一番おすすめのインスタントカメラとなるかもしれません。
ポラロイド
ポラロイド Snap デジタルインスタントカメラ
トイデジやインスタントカメラで有名なポラロイドはかなり前からハイブリットインスタントカメラを販売しています。
このカメラはキヤノンの製品と同じZinkテクノロジーを採用しています。
デザインもおしゃれでSDカードに保存できるなど機能も多く、なにより今回紹介したカメラの中で最も安いというのが特徴です。
デザインや価格が気に入った方におすすめのカメラです。
比較表
今回紹介したカメラの仕様を一覧にまとめました。
名称 | キヤノン ZV-123 | キヤノン CV123 | 富士フイルム instax mini Liplay | コダック C210 | ポラロイド Snap |
プリント方式 | Zink | Zink | 3色露光 | 4PASS | Zink |
印刷時間 | 約50秒/枚 | 約50秒/枚 | 約12秒/枚 | 約60秒/枚 | - |
接続方法(スマホ) | Bluetooth4.0 | なし | Bluetooth | Bluetooth | なし |
サイズ(mm) (縦×横×奥行き) | 121×80×22 | 121×78×24 | 122.9×82.5×36.7 | 133.7×79.5×26.2 | 120×75×25 |
重量 | 188g | 170g | 255g | 255g(本体のみ) | 215g |
印刷可能枚数 | 25枚 | 25枚 | 100枚 | 20枚 | - |
画素数 | 800万画素 | 500万画素 | 約492万画素 | 1000万画素 | 1000万画素 |
焦点距離 | 25.4mm | 24mm | 28mm | 25.4mm | - |
ズーム | 固定 | 固定 | 固定 | 固定 | - |
最短撮影距離 | 30cm | 50cm | 10cm | - | - |
その他機能 | ・フラッシュ ・microSD対応 ・シール紙対応 ・リングライト | ・フラッシュ ・microSD対応 ・シール紙対応 | ・フラッシュ ・microSD対応 ・録音機能 ・背面モニター ・フレームとフィルター | ・背面モニター ・シール紙対応 | ・シール紙対応 ・microSD対応 |
価格 | 17,260円 | 12,772円 | 17,182円 | 15,660円 | 10,954円(white) |
※価格は7月時点でのAmazonでの販売価格
仕様を一覧にしてみるとチェキのスペックの高さとバランスの良さが際立っていますね。
はやりフィルムとしての味はインスタントフィルムを使用しているチェキが強いですが、各社違った印刷技術を用いていますので好みによると思います。
ハイブリットインスタントカメラで購入を悩んでいる方は実際に店頭やショールームに出向いてデザインや持ったフィーリングを試してみることをおすすめします。
以上デジタルとインスタントカメラを融合したカメラの紹介でした。
カメラの販売数が低迷してる現在このような新しいコンセプトで写真の文化を広めていく必要があり、どんなカメラが出てくるのか今後が楽しみでもあります。
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